「秋葉原のレコード屋に行ったらドクタージョンとジョンスコのビデオ流しとったでー」
これもまた30年近く前の話になる。
私のドクタージョン好きをよく知る親友が教えてくれた。
「ジョンスコとドクタージョン?」
「多分、ピアノ弾いとったデブのおっさん、ドクタージョンやったと思うで」
当時、アマゾンなどない時代。
週末に秋葉原のレコード屋で早速購入した。
後になって色々と聴くうちに、ジョンスコのニューオリンズ好きが徐々にわかってきた。
自身のアルバムでもあのHuey ‘Piano’ Smithの名曲、Rockin’ Pneumoniaなど色々と演奏している。
ギターでメロディーをとるにはやりにくい曲に思えるが、そこはジョンスコ、自身のフレーズでクールに演奏している。
この動画で演奏しているPlease send me someone to loveは私が大好きな曲のひとつだが、ドクターもまた見事にドクター節で弾き倒している。
ソロの入り口から、ターンアラウンド、フレーズ、ヴォイシング。
どこを切ってもドクターだ。
フォーマルな雰囲気の収録ライブで、どことなく緊張しているような姿がまた新鮮。
VHSのリリースが1990年となっているので、親友が教えてくれた、あの時は出たばっかりだったのだろう。
あの時のビデオもデッキで絡まってしまい、数年前にDVDで買い直した。
ちなみに二つ目の動画は、これも大好きなピアニスト、Gene Harris
この演奏も素晴らしい。
コメント