Goodnight Irene ~おやすみアイリーン~

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この曲は、元々こういうノリノリの曲だと思っていた。

ドクター・ジョンが曲をカバーをする場合、大抵は全く別の曲のようにアレンジするが、これはおそらくJames Bookerの演奏だろう。

しっとりの曲は賑やかに、賑やかな曲はしっとりと。

コードも変えるし、構成も変える。メロディーすらも大胆に変える。

最初の頃はこのGoodnight Ireneをてっきりドクターのオリジナルだと思っていた。

最初に違うバージョンを聴いたのはライ・クーダーの演奏。

「なんだこりゃ、ライ・クーダーも大胆なアレンジするなー、三拍子だし」


いやいや。

むしろ違うのはドクターの方。

もとは古くからあるフォークソングだそうだ。

大胆にアレンジしたものを最初に聴いてしまっただけである。

 三拍子の方はゆったりとしていて、ぼやっと聴いていると、Goodnightの言葉が印象的な、おやすみソングのようだが、よくよく歌詞をみてみるとかなり未練がましい歌詞である。

結婚したばかりの男が元カノに向けた歌。

夢で逢いましょうと。

何があったか知らないが。

そう思うと、明るく、楽しく歌い上げるドクター・ジョンのアレンジがなんだか滑稽でいて、秀逸である。

歌詞のことに思いを巡らせながら前後の曲のタイトルを聴くとまたニヤリとしてしまう。(アルバムGoin’ back to New Orleans)

前後の曲のことはまた次の機会に。

サウンドハウス

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