「えーっと、ポーボーイひとつください。」
ニューオリンズを訪れたら食べようと思っていた食べ物のひとつ。
Po’boyはフランスパンのサンドイッチだ。
他で食べる同じようなものとどう違うのかよく知らないが、ルイジアナあたりではそう呼ぶ。
ニューオリンズの繁華街の一画でPo’boyの看板を見つけ、とりあえず入って冒頭のように注文した。
体格のいい黒人女性の店員だった。
「あん?ウチにあるのは全部ポーボーイよ」
と、ぶっきらぼうに言うではないか。
「おー、すげえ」心の中で呟いた。
まるで映画「Blues Brothers」のアレサフランクリンではないか!?
あのワンシーンに飛び込んだような錯覚に陥った。
残念ながら店の奥からマット・マーフィーは出てこなかったし、その後、店員の彼女がThinkを歌うこともなかった。
映画の舞台はイリノイだし、ジェイクが注文しているのはフライドチキンだね。
あのシーン風なら
“Got any po-boy?”
“Best damned po-boy in the state”
といったところか。
そのあと、どんなPo’boyを注文したか、まったく記憶にない。
何せ30年も前の話だ。
https://www.frenchquarter.com/new-orleans-po-boy-tradition/
Po’boy blues – Jon Cleary
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