知らぬ間にドクター・ジョンのCDが一枚リリースされた。
「これは例のアレか?」
例のアレとは生前最後のレコーディングとなったアルバムのこと。
まー、それはそれとして、このアルバムはソレとは別だった。
今回リリースされたものは、アルバムと言っていいのかわからないがスタジオでのセッションをレコーディングしたものらしい。
ドイツのビッグバンド、WDRとヨーロッパのツアーを終えた後にスタジオで録音したようだ。
そもそも世に出すつもりはなかったのだろうが、ドクターはこんなふうにリラックスしている時の演奏に興味深い演奏が沢山ある。
そういう意味で、むしろこういったCDの方が興味津々である。
1995年頃はといえば、日本にもよく来ていて、ブルーノートやビルボードなどで演奏していた時期だ。
ブルーノート東京で何度かドクターの演奏を聞いたのはおそらくその頃だ。
ステージに上がる時、握手してもらった。
ぶ厚い、その手の感触を今でも忘れられない。
※(訂正)1995年に私がみたステージはクラブクワトロの演奏でした。
ブルーノートのステージを見たのはもう少し後だったようです。
1995年はアフターグロウ(Afterglow)をリリースした年で、このセッションでも同アルバムから多く演奏している。
ドクター・ジョンのyoutube オフィシャルチャンネルで全曲公開している。
もちろんアップルミュージックでも聴ける。
01. Indian Red
ホーンセクション→ドラム→ピアノソロ→Dixieプンプンのホーンの流れが最高!
02. I’m Just a Lucky So and So
03. Blue Skies
04. Tell Me You’ll Wait for Me
05. Gee Baby Ain’t Good To You
06. Stagger Lee
全編ピアノ一本で歌っている。
ニューオリンズピアノファン垂涎の一曲。
07. New York City Blues
08. I Know What I Got
09. Istill Think About You
10. I’m Confessin
11. Mess Around
セッション録音らしく、唐突に録音が開始される。
いつもながらドクターのMess Aroundは躍動感が素晴らしい。
12. There Must Be a Better World
13. So Long
14. Going Back to New Orleans
コメント