そのうちこの人のことも書きたいと思っていた。
ロニー・バロン
“The Smile of Life “というCDを買ったのは確か神田のディスクユニオンだったかな。
CD屋でニューオリンズのCDをあさっていた頃だ。
いわゆるジャケ買いだったと思う。
「ニューオリンズの巨人、伝説のロニー・バロンが細野晴臣/久保田麻琴らのプロデュースによってレコーティングされた歴史的名盤。遂にCD化!!」
この帯をみて買わずにいられようか(笑)
後にドクター・ジョンを名乗ることになる、当時ギターリストのマック・レベナックは、暴漢に襲われた時、一緒にいたこのロニー・バロンをかばい、その時に暴発した弾丸で左手の薬指に大怪我をした。
その後、ギターの道を断念してピアノを演奏するようになった。
その昔はマック青年(後のドクター・ジョン )がバックでギターを演奏し、ロニー青年がボーカルを担当していた時代もある。
ドクター・ジョンという名前は、実在したブードゥー教の司祭の名前だ。
この”The Smile of Life”のライナーノーツを読むと、レコード会社はこの名前を芸名にして、サイケなキャラで「誰か」をデビューさせようとしており、このロニー・バロンを「ドクター・ジョン」としてデビューさせようとする事も考えていたらしい。
ひょっとしたら、ロニー・バロンがドクター・ジョンとして世に出ていたかもしれないわけだ。
この銃撃事件がなければ、なおさらその可能性は 高かったように思う。
それにしても、このマック青年。
楽器を変えてでもミュージシャンであることを諦めなかったわけだ。
あの事件がなければ今のようにレジェンドにはなっていなかったのかもしれない。
さすがドクター・ジョン! 今日はマルディグラだ!
ロニー・バロン の演奏をあらためて聴いたが素晴らしい。
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