Cabbage Head ~キャベツ頭~

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ふざけた歌の話が続く。

またGoin’ back to New Orleansからになるが、先日紹介した”How come my dog don’t bark “と同様、大好きな曲。

歌詞の舞台はずいぶん昔の話。

仕事でヘトヘトになった亭主が、ラバをひっぱり帰宅した。

すると、自分のラバをつなぐはずの小屋に誰かのラバが繋がれている。




差し詰め 今の時代で言えば、仕事で疲れてチャリで帰ってきたら別のチャリが停まっているという感じか。


誰のラバだと問われた女房は言う「あんた馬鹿じゃないの?あれは牛よ。農家のおじさんがおいていった乳牛じゃないのさ!」


また別の日に帰宅すると今度は自分のものではない帽子があるのを見つける。


同じく女房に尋ねると、同じように、「あんた馬鹿じゃないの?よく見てみなさいな、もらい物の古キャベツじゃないか。」という。



早い話が、ラバも帽子も女房の浮気相手の持ち物である。

女房のありえない言い訳が続く。




やっぱり思い浮かぶ亭主像はホーマー・シンプソンズである。


その都度その都度の亭主の返しがまたふざけている。

「牛だと?背中に鞍を付けた牛なんざ、俺ぁいままで世界中を歩き回ったが、メキシコ湾までいったって、そんな牛は見やしねぇ」とか

「帽子をかぶったキャベツなんて見たことがねぇ」・・・とか


すっとぼけすぎてて笑ってしまう。


だいたい、世界中ったって、メキシコ湾と言えばニューオリンズからたいして遠くはない。


しまいには家の玄関先で男とはちあわせるが、それに対しても女房は「あんた馬鹿じゃないの?そりゃあんたの影さ」という。


亭主は答える。「自分の影につまづいたのは初めてだ」



ったく、志ん生みてぇないいキャラしてやがる。

サウンドハウス

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